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ピーター・ティール、トランプに1億3,000万円を寄付

ペイパル共同創業者でシリコンヴァレーを代表する投資家のピーター・ティールが、ドナルド・トランプ大統領候補に125万ドル(約1億3,000万円)を寄付すると伝えられた。民主党支持者が多いシリコンヴァレーでは異例のことだ。
TEXT BY LIAT CLARK
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO

WIRED (UK)

7月21日、共和党全国党大会最終日に登壇したピーター・ティール。このトランプ劇場でティールは何を語ったのか? 詳細は連載中の「ザ・大統領戦」第11回にて。PHOTO: REUTERS / AFLO
ペイパルの共同創業者であるピーター・ティールが、ドナルド・トランプ大統領候補の選挙運動に125万ドル(約1億3,000万円)を寄付することになったと、『New York Times』紙が伝えている
記事によるとティールは、直接、および米国の特別政治活動委員会(スーパーPAC)を通じて寄付するという。金額の大きさから、ティールはトランプ候補の選挙運動に多額の寄付を行う主要人物のひとりとなった。これよりも寄付金が多いのは2人だけだ。
ティールは、共和党員であることを明言してトランプを支持する、シリコンヴァレーでは珍しい存在だ。グーグルやフェイスブック、アップル、マイクロソフトIBM、アマゾンなど各社の従業員は、ヒラリー・クリントン候補に対して寄付するほうが圧倒的に多い(日本語版記事)。
トランプ候補については、2005年に録音された、性的関係の強要を自慢する発言に続き、同候補のセクハラ行為を攻撃する主張が次々に明らかになっているが、ティールは気にしていないようだ。移民排斥や貿易に対するトランプ候補の姿勢も、シリコンヴァレーの大多数の人々の不評を買っているが、ティールはこうした方針についても問題にしていない。
ティールは共和党全国大会で、トランプ候補のスローガンである「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)について、いまよりもよいと思える過去を振り返りつつ、支持した。
「チャンスは至るところにありました」と、1歳でドイツから移住したころの米国について、ティールは語った。「1968年には、世界のハイテクの中心地はひとつの都市に留まりませんでした。この国全体がハイテクだったのです」
 
政権移行メンバーに人種差別主義者が指名された事がニュースになっていますが、個人的に驚きだったのは、シリコンバレーの投資家ピーター・ティール氏が政権移行チームに"も"参加したことです。下の画像の通り、親族のイヴァンカ・トランプドナルド・トランプJr.らと、ともに名を連ねています。一番下のバノ ン氏が物議を醸している男です。
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ドナルド・トランプシリコンバレーの関係性

今回の大統領選挙において、「シリコンバレー」の企業のCEOやベンチャーキャピタルや有力な投資家達は反トランプの姿勢を強固にしていました。それはトランプが掲げる政策の内、「移民」「自由市場」「貿易」、の分野においてシリコンバレーが理想とする主義と相反するものが多いからです。
シリコンバレーのCEOや技術者には移民が多く、クリントン政権からオバマ政権まで続いたグローバル化推進の政策はシリコンバレーを発展させてきました。トランプはこの3つを「アメリカをダメに した」として、目の敵にしています。
トランプが当選を確実にした後に、シリコンバレーの投資家や経営者達がパニックや不安に陥った様子は様々なメディアが報じ、中には「サンフランシスコがあるカリフォルニア州をアメリカから独立させよう」なんて動きも出たほどです。
 

ピーター・ティールのバックグラウンド、ペイパルマフィア

既にご存知の方も多いかもしれませんが、ピーター・ティールはその巨万の富をシリコンバレーのエコシステムの中で築きました。現テスラ・モーターズCEOのイーロン・マスクなどとともにペイパルをe-Bayに売却して巨額の資金を得た後は、FaceBookAirbnbなどの一般にも、よく知られている企業に投資し、世界的な企業に成長させてきました。下の図は、ペイパルの創業に参加した「ペイパルマフィア」と呼ばれる面々のその後を示した図です。YelpやYoutubeなど、どれも急速に成長したアメリカのベンチャー企業ベンチャー・キャピタルです。
 
 
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そして、データ解析企業でオサマ・ビンラディンの殺害に貢献したと言われるパランティアも、実はピーター・ティールが投資した企業でその企業価値は約1兆円です。 ピーター・ティールは元々は思想家・法律家で、そのバックグラウンドは特殊なのですが、テクノロジー業界で地位を築き、今も密接に関わりがあることは間違いないのです。
だからこそ、シリコンバレーでは「ペイパルマフィアのドン」と呼ばれるほどに神格化されたピーター・ティールが正式にトランプ支持を表明した時は、多くの反発がありました。シリコンバレーのテクノロジー系企業はこぞって「反トランプ」の態度を明確にし攻撃を始めたのです。彼が投資し、現在も取締役に就任しているFacebookもです。
しかしながら、彼は批判に臆することなくトランプの支持を続け、冒頭の動画で紹介したように、共和党全国大会でヘッドライナーとしてスピ ーチを行っています。彼はこれまでも、主に共和党の政治家への献金を行ってきましたが、政治の表舞台に出てくることはありませんでした。彼はTwitterにも1度も投稿しないぐらい発信や発言に慎重であることで知られています。慎重に時間を掛けて、誤解の少ない言葉を選ぼうとします。これは彼に哲学的なバックグラウンドがあることも強く影響しています。
そんな彼が経済的な支援に留まらず(トランプは恐らく経済的支援は必要ないですが)ヘッドライナーとしてスピーチも行い、更に今回のトランプの政権移行チームにも参加したことから、彼の政治的活動への熱意が伝わります。

ピーター・ティールのドナルド・トランプの支持理由を考える為に

彼はゲイです。そして、共和党はゲ イの結婚に反対の立場です。そんなピーター・ティールが共和党の候補で、更に差別的な発言が目立つドナルド・トランプを支持する事に疑問を持った人も多かったです。私もピーター・ティールのトランプ支持の理由を理解をするのは時間が掛かりました。共和党全国大会やその後のメディアへの対応で語ったピーター・ティールのトランプの支持理由に関する発言をまとめてみます。
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画像:Wired
「アメリカは間違った方向に進んでしまった。政治が機能していない。」
「トランプに投票する人々はトランプにYESではなく、現在の政治にNOだと言っているのだ。」
「トランプの過去の発言や行いは不適切だと言えるものがある、それは多くの支持者も理解している。」
「アメリカはまずは普通の国に戻る必要がある。普通の国は政府が機能し、世界の5箇所で戦争に参加したりしない。」
ヒラリー・クリントンは戦争を支持している。それ以前にメール問題で大統領としての資質がないことは明らかである。」
「サンフランシスコはアメリカのごく一部で、アメリカのほとんどの地域は荒廃してしまった。」
「米国のミレニアム世代は、将来に対する期待が親より低くなった初めての世代だ。」
「アメリカは再構築される必要がある。」
 という類いのものです。これはよくあるトランプ支持の理由であって、「あの、ピーターティール」がここまで熱心になる理由としては、あまりピンと来ません。トランプとの関わりを理解する為には、「ピーター・ティールの思想や野望」を理解する必要があります。

筋金入りの「リバタリアン」としてのピーター・ティール

彼はスタンフォード大学で哲学を学びました。彼は筋金入りのリバタリアンです。『経済的にも政治的にも完全な自由』を望み、それを実現する為に、政府の経済への介入や、徴税、戦争を自由阻害する悪とし、究極的には無政府が好ましいと考える政治思想です。私は、この手のトピックを説明できる人間ではないので、Wikipediaの説明を拝借します。
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ノーラン・チャート
 
リバタリアニズムは、個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想。 リバタリアニズムは、他者の身体や正当に所有された物質的財産を侵害しない限り、各人が望む全ての行動は基本的に自由であると主張する。
リバタリアニズムでは、私的財産権もしくは私有財産制は、個人の自由を確保する上で必要不可欠な制度原理と考える。
私的財産権には、自分の身体は自分が所有する権利を持つとする自己所有権原理を置く。私的財産権が政府や他者により侵害されれば個人の自由に対する制限もしくは破壊に結びつくとし、政府による徴税行為をも基本的に否定する。
法的には、自由とは本質的に消極的な概念であるとした上で、自由を確保する法思想(法の支配/rule of law)を追求する。
経済的には、市場で起きる諸問題は、政府の規制や介入が引き起こしているという考えから、市場への一切の政府介入を否定する自由放任主義を唱える。
リバタリアニズムとその他の思想との違い
リバタリアンの多くは経済的自由と政治的自由の両方を重視するため、社会主義などによる国営化計画経済も、ファシズム軍国主義などによる統制経済開発独裁も、いずれも経済的自由が低い「集産主義」であるとして批判し、同時にまた、共産主義などの一党独裁も、ファシズム軍国主義などの言論統制も、いずれも政治的自由が低い「全体主義」であるとして批判する場合が多い。逆に左翼からリバタリアニズムへの批判には弱肉強食の強欲資本主義である、右翼からリバタリアニズムへは伝統的価値や社会の安定を軽視しているなどと批判される。
ピーター・ティールとリバタリアンを理解すると、ドナルド・トランプとの共通点として『規制』が浮かび上がってきます。リバタリアンであるピーター・ティールの視点から考えると、政府が必要以上に介入し調整を図ろうとし、結果、既得権益を守り格差が拡がり、国力が落ちたアメリカを変えようとする、トランプを支持しよう(決してヒラリーではなくて)とするのは理解できます。
以前のエントリーでも紹介した通り、ドナルド・トランプはアメリカに存在する無数の規制がアメリカ経済の足かせになっているとして、徹底 的な見直しや撤廃を行うとしています。それは自由貿易協定や世界的な枠組みで取り組む環境政策などにも及ぶと宣言しています。
以前に、紹介したトランプの米国の規制に関する問題提議の一部を紹介します。
KEY ISSUES(重要な問題)
  • Every year, over-regulation costs our economy $2 trillion dollars a year and reduces household wealth by almost $15,000 dollars. [Donald J. Trump Press Release, Sept. 15, 2016]
    毎年、過度な規制よりアメリカ経済に2兆ドルの負担を掛け、世帯の財産を約15,000ドル(約150万円)も減らしている。
  • President Obama has issued close to four hundred new major regulations since taking office, each with a cost to the American economy of $100 million or more. [The Wall Street Journal, April 7, 2016]
    オバマ大統領は就任後に約400の新しい(主要な)規制を設けたが、1つの規制につきアメリカ経済に100万ドル(約100億円)以上の負担を掛けている。
  • In 2015 alone, federal agencies issued over 3,300 final rules and regulations, up from 2,400 the prior year. [Donald J. Trump Press Release, Sept. 15, 2016]
    2015年だけでも、連邦機関は3,300以上のルールと規制を設けた。2014年は2,400だったので更に増えている。
 ピーター・ティールのリバタリアン具合は取り組む投資するプロジェクトからも伺い知れます。有名な海上国家の建設計画もその1つです。
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画像:Wired
彼はリバタリアンのカリスマであるフリードマンの孫と組んで、2008年からサンフランシスコ沖にある、公海上に独立した国家を作るプロジェクトを進めています。かなりクレイジーですが、真剣に「どのような権力からも介入を受けない理想的なリバタリアン国家」を建設しようとしているのです。この時、壁として立ちはだかるのも規制や既得権益です。彼は「人類を進化させるのもテクノロジーやイノベーションである」と信じていますが、その進歩をかなり長い期間に渡って妨げてきたのも同じく、支配力の低下や権力構造の変化を恐れた既得権益が仕向けた規制だと考えています。
過去にこのような発言をしています。
「過去10年間、シリコンバレーは2.0テクノロジーでたいへんな成功を収めてきたが、クリーンテクノロジーは大失敗に終わった。なぜ失敗したのかよく考えると、どのビジネスも規制のハードルを過小評価していたことがわかる。皮肉なことに、多くの企業が環境面での障害に突き当たった。中西部北部には風力発電施設の建設が認められていない。美観が損なわれるという理由で、シカゴへの送電網の建設を認めないという法律があるからだ。クレイジーな話だが、環境保護法自体がクリーンテクノロジー開発の阻害要因になっている」
引用:Wired
 
 
ピーター・ティールがトランプを支持する理由はここにあるのです。少し前に紹介した、トランプの「規制」に関する問題提議とも重なります。アメリカは日本人である私達の想像を絶する程格差が拡がっていることも事実で、ティールはアメリカ人として危惧している側面もありますが、ピーター・ティールがこの「チームトランプ」逆張りして賭けた理由はここです。
アメリカの既得権益層による支配をぶっ壊し
アメリカを自らの理想とする
極限まで自由な社会にしたいのです
 
ドナルド・トランプの船に乗っているメンバーは「本質的にアメリカを変えたい」と考え船に乗っているメンバーが多いです。例えば、前ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニなどもそうでしょう。 トランプ自体は政治的思想やビジョンは乏しいですが、彼を囲むメンバーは違います。そして、ピーター・ティールを含めてとても優秀なブレーンがついているのです。それを考えると、今後アメリカと世界に起こる変化はとてもドラスティックなものになるでしょう。
重要なことは、トランプはシリコンバレーの勢力を嫌っていて、メディアもその影響を強調し「テックの危機」かのような報道をしていますが、ピーター・ティールがチームの要職に要る以上、エコシステムの変化はあっても、テクノロジーの進歩を阻害する方向に進むとは思いません。ティールとリバタリアンとテクノロジーについては後述します。
橋下元大阪都知事が語 る以上の功績を残すかもしれません。私、個人としてもそうなって欲しいと思っています。特に、帰属する国家やコミュニティを選択できるような社会システムへの移行をティールには進めて欲しいと思っています。
 
若き日のPayPalでのピーター・ティールとイーロン・マスク
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画像:www.businessinsider.com.au

1つ目のペイパルにおいては時代遅れのテクノロジーである「紙幣」と、「インフレ」という操作可能な手段を使って、権力者が持たざる市民の財産を没収しているとして、政府が発行する紙幣や通貨に優る新しい仕組みをオンラインに作ろうとしましたが、既得権益である金融業界などの勢力の妨害にあって頓挫しe-bayに売却することになりました。経済的にも政治的にも、権力からの自由を達成する為には「新しい通貨の仕組み」が解決策だと考えていたティールにとっては、ペイパルも権力の打倒を求めたリバタリアンとしての挑戦でした。
 
 
このような順番でピーター・ティールを見ていくと、彼とリバタリアンとテクノロジーは密接に絡み合っていることがわかります。
 
ティールはリバタリアニズムの理想である究極の自由を、テクノロジーの力で実現できるという強い信念を持ち、ペイパルマフィアに代表される豊富でパワーのある人脈を活用することによって理想の実現に挑戦している」のです。
そして、ティールは「究極の自由を実現する為には、人類の進歩と進化が必要で、その為にはテクノロジーのブレイクスルーが解決策だ」と考えているので、彼のアプローチは既に述べた3つのようなテクノロジー軸のアプローチになるのです。
彼は、本質的には 哲学者であり法律家で文系の人間です。思想を実現するための手段としてテクノロジーを用いる態度は、他の技術やビジネス出身のシリコンバレーの経営者やベンチャー・キャピタリストとは一線を画します。海上国家の建設においても、高度にIoTが活用されたスマートシティを目指す事が提案されていますが、これもリバタリアニズムな都市や国家を実現する為の手段としてのテクノロジーの活用なのです。
 
ピーター・ティールこのような思想から、現在のテクノロジーの進歩の遅さを危惧しています。人類は全然進歩していないと。彼の有名な言葉で、以下のようなものがあります。
 
これは紛れもなく、Twitterを揶揄していますが、ピーター・ティールは、人類や ベンチャー・キャピタルは金儲けの為に時間や資源を使うのを止めて「人類をより高次元に進める為の"本当の"技術に投資すべき」という態度を明確にしています。彼の著書「ゼロ・トゥ・ワン」においても、このような技術を用いたイノベーションに取り組むことが「競争を避け、市場を独占する為の戦略として正しい」としています。
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これはいわば選択と集中ですが、ここもトランプと気が合う理由でしょう。トランプ陣営が標榜する「アメリカリズム(アメリカ第一主義)」も、「まずはアメリカを再び偉大な国家にする為」という選択をし、自由貿易の見直しや規制の撤廃、などアメリカを良くする為に政治によるパワーを集中させることなのです。ティールはもう一つ高次元でアメリカではなく、「人類を」という言葉に置き換えられるべきですが、「まずはアメリカを」という部分で合致して いるのでしょう。
 
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画像:Across The Culture
ティールと、思想を同じくするのが持続可能なエネルギーの確保や複数の惑星に居住し人類の絶滅回避を目指すイーロン・マスクです。彼もシリコンバレーで増えた、くだらないウェブサービスやソフトウェアとそのコピーを作る企業が増殖することを危惧しています。彼も幼い頃から「人類が取り組むべき課題は何か」を真剣にクレイジーに考えてきた男です。
 
Founder's Fund」を知ることによって、彼らが熱心に取り組む「人類の進歩に必要で、社会的な価値を生み出す可能性が大きく残っているイノベーションの分野」「その為に必要な投資家としての態度」を知ることができます。
興味がある人は是非このファンドのパートナーであるBruce Gibneyによって書かれたマニフェストを熟読してみてください。
 
テクノロジー関連で起業してスタートアップを自称する人達は知らずには偉そうに語れないと、自戒の意味で反省しました。
 
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このマニフェストはピーター・ティールら「ファンダーズファンド」のメンバーが考える「VCの犯してきた罪」と「回避する為の投資哲学」、「真の技術的進歩が必要な領域」という順番で解説をしています。
その領域としては「AEROSPACE」、「BIOTECHNOLOGY」、「AI」、「ENERGY」、「INTERNET」です。
このサイト自体も「読み手の理解を促す為の視覚的な仕掛け」が随所にあり、勉強になると思います。

ピーター・ティールとトランプ まとめ

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画像:Gawker
私はトランプを歓迎します。投票以前からトランプの当選を予期していましたが、知れば知る程「然るべくして世界はトランプを選んだ」と考えるようになっています。
多くの人が悲しむべきなのは、「歓迎すべき改革者が口が悪い差別主義者だった」ということだと私は考えます。3億人も人口がいて、経済的なインセンティブがなく、空気を読まず、大胆な選択と行動ができ、過半数のアメリカ国民大衆を惹き付け得る、「改革を志す野心家たちの船」候補となる人間がトランプしかいなかったということです。
トランプの表面上の発言では なく、この船員たちの動向を見守るでしょう。ピーター・ティールが反トランプになった時が、異変のサインです。